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「冷水病について」 アユの冷水病は放流や低水温などのストレスによって発症する細菌感染症で、全国的なアユの不漁の原因の一つとして問題となっています。 残念ながら2004年時点の状況では、もう山形河川中で被害が見られないのは日向川・月光川等の海へ直接流入する河川で天然海産鮎が多く放流鮎が少ない中小河川だけのような感じがしました。赤川はもう2004年は既に冷水病に感染してます。 死んでいた赤川鮎↓ 寒河江川も中流部より下流は感染してると思われます。 冷水病は友釣りによる掛り傷や釣り人の道具の汚染だけが主な原因として感染することは考えられません!養殖場で感染したり、既に汚染された河川に入れば感染は避けられないのです。更に輸送中のストレスで弱った鮎は解禁前にも冷水病が発生して1997年のように解禁前に鮎が大量死してる現状や2004年のように解禁後すぐの釣り荒れてない河川で、我々釣り人の目の前を次々と弱って流れて行く鮎を見て、釣りが原因で起きてるとは考え難いです。 私はチビアユは致命傷以外は引き舟にも入れません。 普段の釣りは競技会じゃないんだから見栄の為に強いて未熟なチビ鮎をキープする必要は無いと私は考えます。もちろんリリース禁止と規則を打ち出している漁協があるとしたらそれは守るしかないです。リリースして回復するのかとか冷水病にならないかと心配する方も居るようですが、 永くこの釣りをしている人なら傷が治ってまた釣れて来る鮎のいかに多いかを古傷のある鮎が釣れる事実から分かるものです。 大きく成長したらまた掛って楽しませてもらいましょう! 助かりそうな鮎をリリースするのは私やみんながバラシて居る、 掛け鈎が何処に掛ったか分からないで致命的かも知れない傷の付いたままオートリリースしている沢山のバレ鮎よりは選別しているので遥かにましですし、そこに気が付かない半人前の鮎釣り師に限って自分もバラシて傷ついた鮎をいっぱい放置しているのにリリース禁止なんてナンセンスな屁理屈を言うようです。 感染症防止の為、他県や他河川からの囮鮎持ち込み禁止なんて立札や告知している漁協が自らの河川や養殖池で細菌感染症を発症させてしまい多数の鮎を感染死亡や全滅させてしまった例も珍しくありません。どこにでも起きることですから釣り人だけのせいと言うレベルでは無いです。 福山大学生命工学部海洋生物工学科の河原栄二郎助教授らの研究グループは2003年9月頃アユの冷水病に対する予防ワクチンの開発に成功したそうです。 現在、各地の内水面試験場では、冷水病の発生自体を防ぐ方法として冷水病のワクチンを作成し、その効果を検討しているそうです。更に病気に強い種苗鮎として海産交配系という種苗が研究されているようです。友釣りをする事とは問題は別の所にあると思います。冷水病イコール釣り人の責任にされかねないのを懸念します。冷水病になるならないは釣りをすると言う行為と切り離して考えてもらわないといけないと思います。 更に一部の人が先走りしている釣具やタイツの消毒については日光消毒なら効果も高く無害ですが、色んな薬品を使うのはMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)のような恐ろしい人為的な耐性菌の発生への懸念や河川生物への影響などまだ解明されていない為、素人が安易に使うのは差し控える方が間違いないと私は思います。 2005年ついに高知新聞によると高知大大学院の大嶋俊一郎助教授がアユの冷水病に対する予防ワクチンの開発に成功100%近い効果で実用化は近いようです。 ・発生水温は12〜26℃。16〜20℃での発病例が70%以上。 ・体表の白濁、鰓蓋下部の出血の他、体表の潰瘍等の穴あき、貧血の症状を発症し死ぬ。 ・稚アユでは、輸送2〜3日後に急激に大量死、その後も続く。 ・養殖場で冷水病が発生すると、その排水が流れ込んだ川でも発生する。 ・保菌アユを掬ったタモ網や、長靴などが感染源となったとされている。 対策 ・決め手となる冷水病の予防法、治療法はまだ見つかっていない。 ・天然河川などから採集分離した拮抗細菌を増殖を抑制に利用する研究[4]では、有効性 ・も確認されているが、実用化されていない。 ・魚類養殖に於いて一般的に行われているヨード剤消毒は、汚染卵に対し無効。 ・予防対策 ホルマリン死菌を利用した経口ワクチンを実用化に向け研究中。 ・治療対策 スルフィソゾール、アユ冷水病に対する水産用医薬品として承認。 (Wikipediaより) [ホームへ] [最上川の大鮎友釣りへ] [クロダイのルアーフィッシングへ] |