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山形県内在住とはいえ私も内陸なのでプチ遠征組です。赤川下流までは片道2時間かかります。だから良くても週1回しか赤川釣行は出来ません。もちろん日帰りの貴重な1日が濁りと増水でアウトなんて事はしょっちゅうです。 赤川に何時でも行ける人は羨ましいですが、釣行回数に対するヒット率から言ったら遠征組の方が高いようです。限られた時間を有効に使う為に気合が違うのでしょう、めげずに通えば何とかシーズン数回はヒットに恵まれます。 我々の仲間たちの基準である50cm未満を含めずにカウントしても私は毎年何とかゲットしてますが、2〜3年コンスタントにゲットしてるからと高をくくってていると地獄を見る時があるのがこの釣りの難しさです。10年ぐらいしないと大局は見えてきません、初心の頃の私もそうでしたが、かなりのベテランでもサクラマス釣りはもう分かったと思ってからが難しい事を身をもって体験している人が多いのですから、イメージ作りに自信は必要ですが慢心はしない事が大切ですね。 反面初心者にも釣れてしまうのが不思議なところで、特に早春からはじまる赤川河口のサクラマス釣りは完全に近く運に支配された釣りだと私は経験上そう思っています。 サクラマスの釣果数を見れば明らかですが、そのほとんどが下流での釣果です。上流に行くに従ってサクラマスは群れを崩し、バラケてしまう上に晴天が続くと渇水になり活性が落ち口を使わなくなるので難しさが増し、中流ではヒットはおろかアタリも無く姿さえ見えないと言う人の方が多いです。 赤川下流で飽きるほど釣っている人は誰一人居ないのですから簡単に釣れるものならみんな中流まで来るのでしょうが、一応やってみる方は多いのですがほとんどギブアップして、この季節にコンスタントな釣果を得られる他の釣りに転向します。赤川中流、日向川中流、鮭川ともに甘くありません、寒河江川や小国川に至っては釣れれば奇跡的です。 障害物や変化の多い中流でコンスタントに釣れる様になったら淡水のルアーフィッシングに必要な『ポイントを見る目』・『キャスティング』・『食い気のない魚をバイトまで誘う為のアクション』・『ランディングテクニック』が上級者の域に入ったと言う事になると私は信じています。 私は1986年の28才から始めてサクラマス歴を重ねますが未だ河口周辺の方がバイトもヒットも多く、中流はあらゆるテクニックを試す楽しい実験場になってます。ここでの試練からDART ACTION(ダートアクション)の有効性に気付き、これがミノープラッギングのキモとなり、クロダイのルアーフィッシングが生まれたのです。どんな釣り方でも毎日のように行ければ釣れる時は釣れるのですが、我々週1釣り師が、より効率良く釣りたければここまで突き詰めないと良い結果は出せないんです。 中流のサクラマス釣りの経験でコンスタントに釣ることが出来る様になったクロダイやシーバスのルアー釣りですが、そこで思い当たった疑問を今度は反対に翌年のサクラマスにぶつけて見るつもりです。さて、クロダイやシーバスと同じにサクラマスにも通用するのか楽しみです! 皆さんもあきらめないで頑張りましょう! [ホームへ] [最上川の大鮎友釣りへ] [クロダイのルアーフィッシングへ] |