私の開発したシェイキング&ジャークとはブレッド&バターのようなものです。二つのロッドアクションが密接に助け合って成り立っています。縦・横・斜めと深さによってジャークの位置を変えますが、ポンプリトリーブの変形として理解して頂いても結構です。 ↓写真クリック
私は中学時代からイワナやヤマメやアユを現在でも飼っています、と言うより釣ろうと思った魚に付いては徹底的に研究してきたつもりです。おかげで見えない水中世界が人よりは見えます。アユは水を替えると垢など無くても縄張り意識が強くなるし、サケ科のフィッシュイーターは小魚が普通に泳いでいるとゆっくり追って行きながら良く観察してから食べます。しかし、逃げる時にヒラを打つと急いで食いつきます。更に小魚がパニックに陥り魚の目線より上の水面近くに逃げてギラギラと水面から飛び出し兼ねないほどナブラ状態になると狂ったように追い食いするんです。上に逃げると食われ易く、下に逃げるものは見失い易いようです、巻き終わりに水面近くでヒットし易いのはそのためです。だから、タダ引きに付いてきたらトゥイッチングで食わせる、それで駄目ならシェイキングで連続的にヒラを打たせて狂わせて、一瞬サスペンドさせて食う間を与えるんです。アップやクロスにキャストした時はもちろん、ダウンにキャストした時でさえ、シェイキングすると糸ふけが出ますがその分だけジャークで移動させるんです。その後ロッドを戻しながらリーリングする時にプラグがサスペンドするのでその間が食いつくタイミングとなる訳です。
『シェイキング&ジャーク』のやり方
?クロスからダウンクロス(流れに対して向こう側から斜め下流側)にキャストし、海の場合は表層の流れを川に見立てるか、風下側にキャストし、ルアーが着水したらラインスラック(たるみ)を取り、ミノーを泳がせる。
?ロッドティップをミノー方向に向け腕を軽く伸ばす。
?水の抵抗を感じながら、小刻みにシェイキングし、ミノー方向が0度としてジャークさせながらロッドティップを90度ぐらいまで引き付ける。この時、水深やミノーの潜行深度によって水面スレスレから自分の頭上までジャークの位置はケースバイケースになる。
?ジャークを終了した位置から、ミノー方向までロッドティップを戻しながらリーリングしてラインスラックを取る時にミノーがサスペンドするのでこの時がサクラマスやクロダイが食うタイミングとなる。あくまでも直接ルアーをアクションさせる為のリトリーブはせず、リーリングでルアーが移動するのは回収時のみなので、ポンプリトリーブの変形と理解して頂いても良いです。
後はこの繰り返しで、シェイキングのストローク幅とスピードは使用するミノーのバランスが崩れないギリギリを目で見える岸際で確認してからやれば良いし、このテストの時にアイのチューニングも行う。
この私のオリジナルはヒット率は高いがミノーの動きが激しいのでトロイ魚たとえば、スズキやイワナや一部のサクラマスはスレでのヒットも多く、バレる事もあるので、私はランディングに関する一切の責任は負いません!(^^;
補足
シェイキング&ジャークは単なるロッドアクションや見せる為の技ではなく、私が水槽や水中に潜ってベイトやフィッシュイーターの動きを観察した所から、いかに食欲やテリトリー意識を刺激するかという実験の積み重ねによって出来ました。もちろん全てダウンクロスからダウンの釣りオンリーです。イワナヤマメからサクラマス・ニジマス・ブラックバス・シーバス・クロダイ・ヒラメまでドピーカンの日中でもベタ凪でも何でも引き出します。
ケースバイケースですが、ダウンクロスの場合着水しラインを張ったら、小刻みに文字通りシェイクしながらもう後ろにやれなくなるまでジャークするのです。その後、ラインスラックを取りながらロッドを前に戻す時がバイトする間になるのです。その繰り返しを完全なダウンになるまで続け、ダウンになったらルアーが飛び出しやすくなりますからロッドを川の中心部の方に倒して横のシェイキング&ジャークをやりながら手元まで誘い続けるのです。
また、狭いポイントやテトラや渇水期の瀬尻やなどをピンポイントで狙う時は最初からダウンで逆引きすればいいのです。
シェイクの振幅は大きなプラグやタイトなアクションをするものほど幅広く派手に小さなプラグやワイドなアクションをするものほど小刻みに控えめにシェイクします。
これは対象魚のサイズによるの遊泳速度や捉えやすさ、対象魚自身の優位性を刺激して威嚇と興味を引き出す為と驚き過ぎて恐怖を感じない程度に目立たせる事を演出するのが目的です。
「裏シェイキング&ジャークの秘密」は分かりました?
分からなかった人は写真3番目に戻りクリック!↑
[ホームへ]
[サクラマスのルアーフィッシングへ]
[最上川の大鮎友釣りへ]
[クロダイのルアーフィッシングへ]
|